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「一人っ子政策」緩和 時すでに遅し?

2015年04月02日

【新唐人2015年04月02日】中国で1979年から35年にわたって続けられた一人っ子政策の緩和策が去年から実施され、国際社会からも注目されていました。偏った人口構造を改善するための緩和策でしたが、すでに手遅れであるとの声が聞かれます。

 

2013年11月、中共当局は一人っ子政策の緩和を発表しました。夫婦のどちらかが一人っ子の場合、2人目を生むことを認めるというものです。

 

CNN記者

「15年以内に中国の60歳以上の人口は4億を超えます。多くの中国人は一人っ子政策は、すでに時代遅れであると考えています」

 

30年以上続いた一人っ子政策により、中国では人口の高齢化と少子化が進み、労働力不足などの深刻な社会問題が現れています。また男女の比率が偏り、2014年の新生児の男女比率は115に達しています。2020年には、結婚適齢期を迎える男性が女性より3000万人多くなると予想されています。

 

これらの問題を解決するために講じた一人っ子政策の緩和策。しかし、当局が見込んでいた出産ラッシュは現れていません。

 

CNNは報道の中で、当局は一人っ子政策の緩和に喝采を送っているものの、子供を増やそうとする家庭はわずかであると伝えています。

 

データに基づくと、2014年5月末時点で第2子の出産を申請した夫婦はわずか27万組でした。当局が予想していた100万から200万組には、はるかに及んでいません。

 

中国では都会に住む市民は、高い物価と高い不動産価格に苦しめられ、子供を1人養うのも容易なことではありません。夫婦共働きで、経済的に余裕がある家庭であっても、多くの夫婦は第2子を望んでいないようです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/01/a1188086.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

 

 

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